ブラームス:交響曲 第1番 作品68 第4楽章-1

指揮:ギュンター・ヴァント Günter Wand
北ドイツ放送交響楽団 North German Radio Symphony Orchestra

第1楽章 第2楽章 第3楽章 第4楽章-1 第4楽章-2

第4楽章 Adagio - Piu andante -Allegro non troppo, ma con brio -Piu allegro
ハ短調→ハ長調、序奏付きのソナタ形式 4/4拍子
冒頭はハ短調で、第1楽章の序奏の気分が回想されながら、第1主題が断片的に予告される。弦楽器のピチカートと交互に発展しながら凄い嵐になり収まったところで序奏の第2部に入る。序奏の第2部ではハ長調に転じ、アルペンホルン風の朗々とした旋律と、トロンボーン・ファゴットによるコラールが聞こえる。なお、このアルペンホルンの主題はクララ・シューマンへの愛を表しているとされ、クララへ宛てた誕生日を祝う手紙の中で"Hoch auf'm Berg, tief im Tal, grus ich dich viel tausendmal"(「高い山から、深い谷から、君に何千回も挨拶しよう」)という歌詞が付けられている。

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