ニールセン: オーボエとピアノのための 「2つの幻想的小品」 "Two Fantasy Pieces" 作品2

オーボエ: ToniMarie Marchioni
ピアノ: Jacob Coleman
Recorded live, January 2021

Ⅰ Romance ロマンス 0:00
Ⅱ Humoresque ユーモレスク 3:35

『オーボエとピアノのための幻想的小品』(デンマーク語: Fantasistykker for obo og klavier)作品2は、カール・ニールセンが作曲した室内楽曲。作曲者が1889年にデンマーク王立管弦楽団の第2ヴァイオリンの職を得てからまもなく書かれた。ひとつの作品番号にまとめられた2曲の初演は、1891年3月16日にコペンハーゲンの王立管弦楽団ソワレで行われた。オーボエは作品の献呈を受けたオリヴォ・クラウセ、ピアノはヴィクトー・ベンディクスが受け持った。

構成:
ロマンス Andante con duolo、ト短調
ユモレスク Allegretto scherzando 、ニ短調
演奏時間は第1曲が3分、第2曲が2分半。

本作はニールセンの生前、その他様々な機会に演奏された。ハンス・ジットが編曲した、ロマンスのヴァイオリンと管弦楽のための版、並びにヴァイオリンとピアノのための版も同じく人気である。少なくとも一度はニールセン自身がヴァイオリニストを務めて演奏しており、彼は1926年にオーフス、シルケボー、オーデンセでオーケストラ版を指揮している。

作曲から少なくとも20年以上が経過した後のプログラム・ノートに、ニールセンは次のような短い解説を執筆している。「2つのオーボエ作品は非常に若い作品番号です。第1の - 緩やかな - 曲により、オーボエは楽器として可能な限りの美しい音を歌い出す機会に恵まれることになります。第2曲はもっとユーモラス、やんちゃで、そこには月明かりの中にさらさらと音を立てる北欧の自然と森林が通底しています。」

Wikipedia

カール・ニールセン(Carl August Nielsen , 1865年6月9日 - 1931年10月3日)は、デンマークの作曲家である。
デンマークでは最も有名な作曲家であり、以前のデンマーク100クローネ紙幣にはその肖像が描かれていた。同国を代表する作曲家としてだけではなく、北欧の重要な交響曲作家として知られている。
同国の作曲家にルドルフ・ニールセン(1876年1月29日 - 1939年10月16日)がいるが、縁戚関係はない。同年生まれの北欧の作曲家に、フィンランドのジャン・シベリウスがいる。
6つの交響曲(特に第4番、第5番に代表される)のほかに3つの協奏曲、管弦楽曲、オペラ、室内楽曲、芸術歌曲を手がけた。一方大衆向けの歌曲・合唱曲を数多く残し、これらは今日もデンマークの学校や家庭などに広く普及し、歌われている。

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