リスト:交響詩第6番「マゼッパ」S100

transcription for Piano 4 hands
ピアノ デュオ :露木 & ローゼンボーム Duo Tsuyuki & Rosenboom

『マゼッパ』(Mazeppa)は、フランツ・リストの音楽作品。この題名は複数の作品に付けられているが、ピアノ作品『超絶技巧練習曲』の第4番 (S.139-4) 、および交響詩の第6番 (S.100) がよく知られている。他にはこれらの元となったピアノ曲、およびピアノ連弾および2台ピアノのための編曲がある。

管弦楽曲:交響詩第6番「マゼッパ」S100
作曲年代:1851年、改訂稿は1854年。
作曲場所:ドイツ、ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公国、ヴァイマル

ユーゴーの叙事詩「マゼッパ」に基づく標題音楽である。ピアノ曲「マゼッパ」と同じ題名ではあるが、単なるその管弦楽編曲版ではなく、同じ曲想を持った別の作品と言えるほど内容と規模が拡大されている。最初にコラールが混じった激しい闘争が来てそれが一旦静まり、トランペットのファンファーレを経て最後の勝利の大行進曲がやってくる。戦闘後の曲の展開などは、むしろ交響詩第3番の「前奏曲」や交響詩第13番の「ゆりかごから墓場まで」に似ている。

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