メゾ・ソプラノ: マグダレーナ・コジェナー Magdalena Kozena
ピアノ: カレル・コジャーレク Karel Kosarek
june 2006, Toppan Hall Tokyo
『静けさはほほえみつつ』(イタリア語:Ridente la calma )K.152(210a) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した歌曲。
モーツァルトの歌曲の中では比較的よく知られた作品であるが、偽作の論争の多い曲である。1772年から1775年の間にかけてザルツブルク、イタリア、ウィーン、ミュンヘンのいずれかで作曲されといわれているが、正確な年代も場所も特定できていない。またイタリア旅行の際に作曲したという説があるが、これは有力とされている。
作品はドイツ語ではなく、作詞者不明のイタリア語の歌詞であるため、リートではなくカンツォネッタに分類される。
曲は2節の構成であるが、第1節が最後に反復される三部形式となっている。また70小節と、それまでにない大型のものである。