指揮:ヴァーツラフ・ルクス Vaclav Luks
Baroque Orchestra Collegium in Prague 1704
Recorded for Prague Spring Festival プラハの春音楽祭
18 May 2020
モテット(英: 仏: motet、独: Motette、伊: mottetto、羅: motetus)は、声楽曲のジャンルのひとつ。一般的に、中世末期からルネサンス音楽にかけて成立・発達した、ミサ曲以外のポリフォニーによる宗教曲を指す。 モテットという言葉自体は、歴史をさかのぼると13世紀以降に発展を始めた世俗のポリフォニー歌曲に行き着くが、音楽学者は便宜上、アルス・アンティカやアルス・ノヴァの世俗ポリフォニーについてはラテン語を用いて「モテートゥス」とし、ルネサンス以降の教会ポリフォニーについては「モテット」としている。英語とフランス語は、綴りが同じだが、フランス語では「モテ」と読む。 モテットは、ルネサンス時代にミサ通常式文以外の宗教曲全体を指すようになる。バロック時代になって、地域ごとや宗派ごとの微妙な分化が始まった。ドイツのプロテスタント教会では、コラールを利用したモテットが作られるようになり、シュッツやシャイン、ローゼンミュラーらがヴェネツィアから持ち帰った複合唱様式が採り入れられ、バッハもこのタイプのモテットを盛んに書いた。一方、フランスでは、室内アンサンブルや管弦楽伴奏を伴うグラン・モテ(大モテット)と、オルガン(と通奏低音楽器)のみを伴奏とするプチ・モテ(小モテット)が成立する。イングランドでは、アンセムやオードと呼ばれる類似したジャンルが成立した。ルター派教会でもラテン語によるモテットが作曲されることが間々あったのに対して、イングランドでは国教会の影響のもとに、典礼音楽にも英語の使用が徹底して推し進められ、それがジャンル名にも反映されることとなった。 |
バロック期ドイツ作曲家のモテット ・ハインリヒ・シュッツ ・ヨハン・ゼバスティアン・バッハの6曲のモテット
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