指揮者: キリル・カラビツ Kirill Karabits

キリル・イヴァノヴィチ・カラビツ(ウクライナ語: Кирило Iванович Карабиць, ラテン文字転写例:Kirill Ivanovich Karabits, 1976年12月26日 - )は、ウクライナ出身の指揮者。


キエフに作曲家のイヴァン・カラビツの息子として生まれる。幼い頃からピアノと音楽理論を学び、13歳から指揮法に興味を持つようになった。ルイセンコ音楽学校を経てウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院に進学して指揮法を学んだ。その後はウィーン音楽大学に留学し、シュトゥットガルト国際バッハ・アカデミーでヘルムート・リリングとペーター・ギュルケの薫陶を受けた。

1996年にキエフ・カメラータを指揮してデビューするまでに、ベルリン高等音楽院でカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの《ヨハネ受難曲》の復元に携わった。2002年から2005年までフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者を務め、2009年からボーンマス交響楽団の首席指揮者となった。

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