シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ 第3番(ソナチネ)ト短調 作品137-3 D 408

ヴァイオリン: シモン・ゴールドベルク Szymon Goldberg
ピアノ: ラドゥ・ルプー Radu Lupu

ゴールドベルクは、ラドゥ・ルプーとの共演によるモーツァルトやシューベルトのソナタの録音が名盤として、今日でも評価が高い。そこでは、しっとりと濡れたような音色の美しさや、20世紀のヴァイオリニストとしては控えめなビブラート、音楽そのものをいつくしむような作品への誠実な取り組みが認められる。 Wikipediaより

フランツ・シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナチネは1816年の3・4月頃の作品。作曲者の死後の1836年、実兄のフェルディナントがディアベリ社から出版するにいたった。ソナチネの題名どおり、簡単なソナタ形式と展開部の短さが特徴。D384、D385、D408の3曲がある。

D408 ト短調。4楽章構成。
第1楽章 4分の3拍子。冒頭はD384同様にピアノとヴァイオリンのユニゾン。
     Allegro giusto(やや速く正確なテンポで)でやや深刻な雰囲気を出している。
第2楽章 Andante アンダンテ
第3楽章 Menuetto 優雅なメヌエット。Allegro vivace。平行調の変ロ長調。中間部は変ホ長調。
第4楽章 Allegro moderato アレグロ・モデラート 最後はト長調に変わり、おだやかに終わる。

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