1862年にパヴェル・チュビンスキー が作詞、1863年にミハイル・ヴェルビツキー が作曲した。
ウクライナの国歌は、ウクライナの国家象徴の一つ。国歌の名は「ウクライナは滅びず」である。
ロシア革命が起こった1917年に独立を宣言したウクライナの民族主義者によって国歌に採用され、ソビエト連邦に併合されるまで使用された。ソ連から独立後、1992年に議会によりウクライナの国歌として復活した。2003年3月6日には最高議会でウクライナ国歌法案が成立。歌詞を一部修正の上、正式に国歌に採用された。
また、1938年にチェコスロバキアから独立した国家、カルパト・ウクライナでも国歌として採用された。
2003年3月6日制定の現行の国歌歌詞(最後の2行は繰り返して歌う)
日本語訳歌詞 / Japanese Translation Lyrics
1. ウクライナは未だ滅びず その栄光も 自由も 同胞よ 運命は 我らに再び微笑むだろう 我らの敵は 太陽の下の露の如く消え 我らは国を治めよう 我らの地で 魂と身体を捧げよう 我らの自由のために そして示そう 我らがコサックの子孫であることを! |
2. 同胞よ 戦場であろうとも 我らは立とう サン川からドン川まで 我らは認めぬ 他者による支配を 黒海は微笑み 父なるドニプロ川は歓喜に満ちる ウクライナでの 幸運の再来に 魂と身体を捧げよう 我らの自由のために そして示そう 我らがコサックの子孫であることを! |
3. 我らの忍耐と 誠実なる努力は報われ 自由の歌は ウクライナの地に響き渡る その歌はカルパチア山脈に反響し 草原にも鳴り響く ウクライナの名声と栄光は すべての国に知られるのだ 魂と身体を捧げよう 我らの自由のために そして示そう 我らがコサックの子孫であることを! |