指揮: ヘルベルト・フォン・カラヤン Herbert von Karajan
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker
ソフィア国立歌劇場合唱団 Sofia National Opera Chorus
Concert in 1984 at Musikverein Vienna
ジュゼッペ・ヴェルディの作曲したレクイエム(原題:Messa da Requiem per l'anniversario della morte di Manzoni 「マンゾーニの命日を記念するためのレクイエム」)は、カトリックのミサ曲のひとつである。イタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニを追悼する目的で作曲され、マンゾーニの一周忌にあたる1874年5月22日、ミラノ、サン・マルコ教会で初演された。しばしば、モーツァルト、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられると共に、好悪両面において「最も華麗なレクイエム」と評される。
Dies Ira(怒りの日)ト短調、4分の4拍子、アレグロ・アジタート。
合唱 このレクイエム中最も有名な旋律をなす。ディエス・イレの後もクイド・スム・ミゼルの前、ラクリモサの前、リベラ・メの後でも再現される
怒りの日(ディエス・イレ、Dies irae)とは終末思想の一つで、キリスト教終末論において世界の終末、キリストが過去を含めた全ての人間を地上に復活させ、その生前の行いを審判し、神の主催する天国に住まわせ永遠の命を授ける者と地獄で永劫の責め苦を加えられる者に選別するとの教義、思想。または、それが行われる日。その様子については新約最後の書、幻視者ヨハネによる『ヨハネの黙示録』(アポカリプス)に詳述されている。また、マタイによる福音書25章、第二テサロニケ1章、旧約のイザヤ63章にも記されている。ただし、ミサで用いられるラテン語の詞はセラノのトーマス(Thomas of Celano)の作詞と考えられ、聖書から直接とられた聖句ではない。
歌詞原文 Dies ira, dies illa solvet saclum in favilla: teste David cum Sibylla Quantus tremor est futurus, quando judex est venturus, cuncta stricte discussurus |
日本語訳 怒りの日、その日は ダビデとシビラの預言のとおり 世界が灰燼に帰す日です。 審判者があらわれて すべてが厳しく裁かれるとき その恐ろしさはどれほどでしょうか。 |