ヴェルディ:レクイエム Requiem

指揮: グスターボ・ドゥダメル Gustavo Dudamel
ロサンジェルス・フィルハーモニック Los Angeles Philharmonic
Los Angeles Master Chorale
Juliana Di Giacomo - soprano / Michelle DeYoung ミシェル・デヤング- mezzo-soprano
Vittorio Grigolo - tenor / Ildebrando D’Arcangelo - bass
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(00:40) I. Requiem
(10:15) II. Dies Irae
(50:27) III. Offertorio
(1:00:47) IV. Sanctus
(1:03:35) V. Agnus Dei
(1:09:11) VI. Lux Aeterna
(1:16:32) VII. Libera Me

ジュゼッペ・ヴェルディの作曲したレクイエム(原題:Messa da Requiem per l'anniversario della morte di Manzoni 「マンゾーニの命日を記念するためのレクイエム」)は、カトリックのミサ曲のひとつである。イタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニを追悼する目的で作曲され、マンゾーニの一周忌にあたる1874年5月22日、ミラノ、サン・マルコ教会で初演された。しばしば、モーツァルト、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられると共に、好悪両面において「最も華麗なレクイエム」と評される。

Requiem et Kyrie(レクイエムとキリエ)
Requiem aternam(レクイエム)イ短調/イ長調、4分の4拍子、アンダンテ合唱のみ。
Kyrie eleison(キリエ)イ長調、4分の4拍子、アンダンテテノールの独唱に始まり、4重唱から合唱が加わる。
Dies Ira(怒りの日)
Dies Ira(怒りの日)ト短調、4分の4拍子、アレグロ・アジタート合唱。このレクイエム中最も有名な旋律をなす。ディエス・イレの後もクイド・スム・ミゼルの前、ラクリモサの前、リベラ・メの後でも再現される
Tuba mirum(くすしきラッパの音)変イ短調、アレグロ・ソステヌートバスと合唱。冒頭にトランペットのバンダを伴う盛大なファンファーレがある。
Mors stupebit(審判者に答えるために)バスによる独唱。
Liber scriptus(書き記されし書物は)ニ短調、アレグロ・モルト・ソステヌート当初この部分は合唱とオーケストラからなるフーガ形式で書かれていたが、1875年のロンドン初演を前にヴェルディがメゾソプラノのソロへと改稿した。
Quid sum miser(哀れなる我)ト短調、8分の6拍子、アダージョソプラノ、メゾソプラノ、テノールの3重唱。
Rex tremenda(御稜威の大王)ハ短調、アダージョ・マエストーゾ4重唱と合唱。
Recordare(思い給え)ヘ長調、アダージョ・マエストーゾソプラノとメゾソプラノによる2重唱。
Ingemisco(我は嘆く)テノールによる独唱。変ホ長調Confutatis maledictis(判決を受けた呪われし者)バスによる独唱。
Lacrymosa(涙の日)変ロ短調→変ロ長調、4分の4拍子、ラルゴ4重唱と合唱からなる。『ドン・カルロ』パリ初演(1867年)時に演奏時間の都合でカットされた部分(ロデリーグの非業の死を受けてのフィリップ王とカルロとの2重唱)の転用。
Offoertorium(奉献唱)
変イ長調、8分の6拍子、アンダンテ・モッソ→ハ長調、アダージョソリストによる4重唱。
Sanctus(聖なるかな)
ヘ長調、4分の4(2分の2)拍子、アレグロ混声4部、2群による合唱。
Agnus Dei(神の子羊)
ハ長調、4分の4拍子、アンダンテソプラノ、メゾソプラノと合唱。
Lux Aterna(絶えざる光を)
変ロ長調、メゾソプラノによる導入にバスとテノールが唱和する。
Libera Me(我を救い給え)
Libera me(我を救い給え)ハ短調、モデラートソプラノ独唱が無伴奏で開始され、合唱が追随する。1869年頃作曲した「ロッシーニのためのレクイエム」のヴェルディ作曲部分の転用。Dies ira(怒りの日)既出部分の再現。Requiem aternam(レクイエム)既出部分冒頭の再現。Libera me(我を救い給え)再びソプラノと合唱。

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