ヴェルディ：歌劇「アイーダ」より 凱旋の合唱 & 凱旋行進曲

指揮：リッカルド・シャイー Riccardo Chailly
ミラノ・スカラ座合唱団 Coro del Teatro alla Scala di Milano
ミラノ・スカラ座管弦楽団 l'Orchestra della Scala di Milano

ヴェルディ：歌劇「アイーダ」より エジプトとイシスの神に栄光あれ（凱旋の合唱）Aida, Gloria all' Egitto 凱旋行進曲 Triumphal March

『アイーダ』 (伊: Aida) は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲し、1871年に初演された全4幕から成るオペラである。ファラオ時代のエジプトとエチオピア、2つの国に引裂かれた男女の悲恋を描き、現代でも世界で最も人気の高いオペラのひとつである。また第2幕第2場での「凱旋行進曲」の旋律は単独でも有名である。

第2幕第2場で演奏される「凱旋行進曲」は、本作を代表する曲の中でも独立して聞かれることが多いものである。演奏においても劇的効果を挙げるため、この部分のトランペットは「アイーダトランペット（ファンファーレ・トランペット）」という独自のトランペットで舞台上で演奏される。

この曲はトランペットのファンファーレと弦楽の掛け合いで始まり、それに混声合唱が加わり、曲調は一つのピークを迎える。その後、女声、男声の合唱がたたみかけるように歌われ、主題の導入を迎える。主題1はトランペットの演奏で淡々と行われ主題2が来るが、その後増2度上に転調した上に伴奏が一層派手につき、豪華になる。