チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」第4楽章 Adagio lamentoso

指揮:ユーリ・テミルカーノフ Yuri Temirkanov
ミラノ・スカラ座管弦楽団 Orchestra del Teatro alla Scala di Milano

第1楽章-1 第1楽章-2 第2楽章 第3楽章 第4楽章

 

第4楽章 Finale. Adagio lamentoso
本人の決定稿における速度指定はAndante lamentoso
ソナタ形式的な構成を持つ複合三部形式、ロ短調
冒頭の主題は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが主旋律を1音ごとに交互に弾くという独創的なオーケストレーションが行われている。なお再現部では第1ヴァイオリンにのみ任され、提示部のためらいがちな性格を排除しているのも興味深い。音楽は次第に高潮し、情熱的なクライマックスを形作り、再現部の後は次第に諦観的となりやがて曲は消える様に終わる。

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