ピアノ:Patricia Arauzo Rodriguez ヴァイオリン:Linnea Hurttia チェロ:Liina Leijala
悲歌的小品 主題と変奏 最終変奏とコーダ
第2楽章は、変奏曲を用いる発想や主題の性格において、ロマンティックというより古典的である。擬古的な変奏曲は、「ロココの主題による変奏曲」とのつながりを感じさせるが、本作の第2楽章そのものは、むしろ古典主義者だったニコライ・ルビンシテインの音楽的趣味を暗示しているのだろう。