チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 "Rokoko-Variationen A-Dur op. 33"

指揮: アニヤ・ビールマイアー Anja Bihlmaier
hr-Sinfonieorchester
チェロ:アナスタシア・コベキナ Anastasia Kobekina

Moderato quasi Andante - Thema. Moderato semplice
Var I: Tempo della Thema
Var. II: Tempo della Thema
Var. III: Andante sostenuto
Var. IV: Andante grazioso
Var. V: Allegro moderato
Var. VI: Andante
Var. VII e Coda: Allegro vivo

ロココの主題による変奏曲(露: Вариации на тему рококо、仏: Variations sur un theme rococo;「ロココ風の主題による変奏曲」とも訳される)イ長調作品33は、ピョートル・チャイコフスキーが作曲した2曲のチェロと管弦楽のための作品の内の1曲である。

この曲は、その名の示すようにロココ様式風の主題を用いているが、これはチャイコフスキーの自作である。後述するように管弦楽の編成も18世紀風を意識した小規模なものである。

序奏と主題、それに7つ(本来は8つ:後述)の変奏が続けて演奏される。1876年12月から1877年1月にかけて、チャイコフスキーの親友であったヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン(1848年 - 1890年)のために作曲され、彼に献呈された。初演も1877年12月1日、モスクワでフィッツェンハーゲンのチェロ独奏、ニコライ・ルビンシテインの指揮により行われている。

チェロ協奏曲と同一の、独奏チェロと管弦楽による編成であるが単一楽章であり、また「チェロ協奏曲」と名付けられていないため、この曲をチェロ協奏曲と呼ぶことはない。しかし、チェロと管弦楽のための作品としてはドヴォルザークのチェロ協奏曲に次いで演奏機会が多く、チャイコフスキー国際コンクールチェロ部門の課題曲として用いられている。

編成:独奏チェロ
オーケストラ:フルート 2、オーボエ 2、クラリネット 2、ファゴット 2、ホルン 2、弦五部

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