サン・サーンス:「序奏とロンド・カプリチオーソ」"Introduction und Rondo Capriccioso" a-moll

ヴァイオリン演奏:イヴリー・ギトリス Ivry Gitlis

  

《序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調》(仏語:Introduction et Rondo capriccioso en la mineur)作品28は、カミーユ・サン=サーンスが名ヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテのために作曲した作品。ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的作品であるが、ピアノ伴奏版も時おり演奏される。現在でもサン=サーンスの最も人気のある作品の一つ。穏やかな序奏の後に、8分の6拍子による情熱的な舞曲調のロンド主部が続く。

イヴリー・ギトリス Ivry Gitlis、1922年8月22日 - ) イスラエルのヴァイオリニスト。イヴリーとはヘブライ語でヘブライを意味する。ロシア系ユダヤ人の両親のもとにハイファに生まれ、パリ音楽院に留学した後、ジョルジュ・エネスコとジャック・ティボーに師事。1968年にジョン・レノンの「ザ・ダーティー・マック」プロジェクトに参加、1971年にはブルーノ・マデルナより≪イヴリーのための小品 Piece for Ivry≫を献呈される。1988年よりユネスコ親善大使に着任し、「平和教育と文化と寛容の支持者」となる旨を述べた。
ギトリスは大胆な解釈と思い切った表情づけで知られており、特に小品の演奏は、アクの強さで評価が二分している。
ギトリスの演奏は19世紀的と評されることが多いが、具体的にはテンポとリズムの大胆な解釈、独特なボーイングから生まれる個性的な音色、意図的に微妙な音程の変化を与え聴感に訴えかける奏法が挙げられる。ギトリスの演奏には賛否両論あるが、現代のヴァイオリニストのなかでも最も特色の強い演奏をすると認識されている。

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