ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Variations on a theme by Corell ニ短調 作品42

ピアノ:アンナ ドミトレンコ Anna Dmytrenko
The Bay Area, Oct. 27, 2019, Hammer Theatre, San Jose, CA.

『コレルリの主題による変奏曲』(英:Variations on a theme by Corelli)ニ短調作品42は、セルゲイ・ラフマニノフが作曲したピアノ独奏のための変奏曲。主題と20の変奏からなる。フリッツ・クライスラーに献呈されている。

ラフマニノフが主題としたのは、アルカンジェロ・コレッリのヴァイオリン、ヴィオローネ、チェンバロのための12のソナタ作品5の終曲である変奏曲「ラ・フォリア」であるが、コレルリが元にしたのは古来の舞曲であるフォリアであるため、この名称は本来正確ではない。

作曲者がロシア革命を避けるため亡命、渡米した後の1931年に書いた曲で、ラフマニノフが渡米後に作曲した最初で最後のピアノ独奏曲となった。原曲は単純な和声で、典雅な舞曲であるが、当然ラフマニノフの名人芸を発揮する部分もあり、旋律も難解。

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