ラフマニノフ:ヴォカリーズ Vocalise

ソプラノ:キリ・テ・カナワ Kiri Te Kanawa

セルゲイ・ラフマニノフの歌曲《ヴォカリーズ》 嬰ハ短調は、1912年に出版された、ソプラノまたはテノールのための《14の歌曲集》作品34の終曲のことである。
ソプラノ歌手アントニーナ・ネジダーノヴァに献呈されている。母音「アー」で歌われる溜め息のような旋律と、淡々と和音と対旋律とを奏でていくピアノの伴奏が印象的である。ヴォカリーズの性質上、歌詞はない。ロシア語の制約を受けないためもあって、ラフマニノフの数多ある歌曲の中でも、最も人口に膾炙した1曲となっている。また、さまざまな編成による器楽曲としても広く演奏されている。

ヴォカリーズ (ラフマニノフ)
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