Adagio - Andante - Animato - Largo - Animato - Largo - Animato - Largo - Adagio - morendo - Tempo I
緩徐楽章に相当する。主に三部形式。主調は変ホ長調だが、途中一部の楽器が嬰ヘ長調になる部分がある。中間部にはヴァイオリンやチェロのソロもある。全141小節。
Allegro giocoso - Andante maestoso - Tempo I - Maestoso - Lento maestoso - Presto
組曲中、最もよく知られている。特に中間部Andante maestosoの旋律が非常に有名である。この曲もスケルツォに近い性格を持ち合わせている。大きな三部形式であり、主調はハ長調、中間部は変ホ長調、終盤で中間部の旋律が戻ってくるときにはロ長調である。全409小節。
Ⅴ 土星、老いをもたらす者 Saturn, the Bringer of Old Age
Adagio - Poco animato - Tempo I - Animato - a tempo - Animato - L'istesso tempo - Andante
組曲中で最も長い。調性は淡いハ長調で、ハ音上の付加六の和音や七度の和音が多用される。ホルスト自身この曲が最も気に入っていたといわれ、組曲中でも中核をなす曲と考えられる。全155小節。
Ⅵ 天王星、魔術師 Uranus, the Magician Allegro - Lento - Allegro - Largo
スケルツォに近い曲。デュカスの『魔法使いの弟子』に影響を受けたといわれる。また、冒頭の印象的な4音(G, Es, A, H)は、ホルストの名前(Gustav Holst)を表していると言われ、曲中にも木管・金管・ティンパニなどを使って様々な形で執拗なまでに取り入れられている。全250小節。
Ⅶ 海王星、神秘主義者 Neptune, the Mystic Andante - Allegretto