フォーレ:シチリアーノ

指揮:沼尻 竜典 東京フィルハーモニー交響楽団

シチリアーナ(イタリア語:siciliana)とは、ルネサンス音楽末期から初期バロック音楽に遡る舞曲の一つ。ゆるやかな8分の6拍子か8分の12拍子で作曲され、ためらいがちにたゆとう曲想と付点リズムが特徴的で、通常は短調(もしくは自然短音階)をとる。器楽曲の楽章として利用されただけでなく、オペラ・アリアにも応用されている。シチリアーナは、おそらく「シチリア舞曲 danza siciliana」ないしは「シチリア風に A la Siciliana」に由来する女性名詞であるが、男性名詞であるシチリアーノ(siciliano)や、フランス語の女性名詞シシリエンヌ(Sicilienne)も用語法として定着している。
19世紀の間シチリアーナによる名曲はほとんど産まれなかったが、世紀の変わり目にフォーレによって復興され、チェロとピアノのための《シシリエンヌ ト短調》が作曲された。これは後にフォーレの高弟シャルル・ケックランによりオーケストラ用に編曲され、劇付随音楽《ペレアスとメリザンド》とその組曲版に挿入され、いっそう広く知られるようになった。

シチリアーナ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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