ソプラノ: 森 麻季 Maki Mori
レクイエムの傑作として知られ、フォーレの全作品中で最も演奏機会が多い。フォーレの音楽活動のなかでは、ピアノ四重奏曲第2番ト短調作品45、あるいは『パヴァーヌ』作品50などと並んで、中期の幕開きを告げる代表的な作品に位置づけられる。演奏時間約40分。
しばしば、モーツァルト、ヴェルディの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられる。
散和音、ヴァイオリンのオブリガートに伴われ、ソプラノとテノールが互いに歌い交わしながら感動的なオザンナの部分に達する。
第4曲 ピエ・イェズ(Pie Jesu)
変ロ長調。ソプラノ独唱。オーケストラは独唱の余韻のように寄り添う。
Pie Jesu Domine,
dona eis requiem,
requiem sempiternam.
Merciful Lord Jesus,
grant them rest,
rest everlasting.