フォーレ: パヴァーヌ Pavane 作品50 

The 12 Cellists of the Berliner Philharmoniker

パヴァーヌ(Pavane)作品50は、ガブリエル・フォーレの楽曲。1886年に管弦楽曲として作曲され、翌1887年に合唱パートが追加された。詩はロベール・ド・モンテスキュー=フェザンサク伯爵による。管弦楽曲にも合唱曲にも分類されるが、管弦楽のみで演奏されることも多い。『レクイエム』と並び、フォーレの中期を代表する傑作である。

フォーレならではの甘美で崇高、清楚な旋律美で知られ、管弦楽版の他にピアノ編曲(フォーレ自身が演奏している録音やピアノロールも現存)や独奏、他にもさまざまな編曲がなされ、ポピュラーのソロ・ボーカル曲としても歌われている。また、劇付随音楽『マスクとベルガマスク』の終曲(第8曲)にも使われている。
打楽器がなく、金管楽器もホルンだけのかなり小規模な編成で、特に楽曲の最初では室内楽的な響きが特徴的である。フォーレの他の管弦楽作品と同様、木管楽器、特にフルートに重点が置かれている。

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