エドワード・エルガー:「ため息」Sospiri

指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ Krzysztof Urbanski
hr交響楽団 hr-Sinfonieorchester - Frankfurt Radio Symphony
チェロ:ソル・ガベッタ Sol Gabetta
hr-Sinfoniekonzert Alte Oper Frankfurt, 19. November 2021

『ため息』(伊: Sospiri)作品70は、エドワード・エルガーが作曲した弦楽合奏とハープ(またはピアノ)、オルガン(またはハーモニウム)のための楽曲。第一次世界大戦の開戦直前に作曲された。

エルガーは元々、『愛の挨拶』(仏: Salut d'Amour)と対になるようなヴァイオリンとピアノのための楽曲を作曲し、『愛のため息』(仏: Soupir d'Amour)という表題とすることを構想していた。しかし、作曲の最中に曲がより情熱的なものであることに気付き、イタリア語で「ため息」を意味する『ソスピーリ』(Sospiri)と名付けることにした。
初演は1914年8月15日、ヘンリー・ウッドの指揮によりロンドンのクイーンズ・ホール(英語版)で行われた。曲はエルガーの長年の友人であったヴァイオリニストのウィリアム・ヘンリー・リードへと献呈されている。

楽曲構成:アダージョ 4/4拍子 ニ短調 演奏時間は約5分
2小節の導入に続き、第1ヴァイオリンによって物悲しい旋律が奏でられる。
もう一つの主題は広い音域を行き来する、より熱を帯びたもの。
1オクターブ低く再現し、最後はピアニッシッシッシモ(pppp)でヘ長調の響きの中に消えるように終わる。

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