ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 ニ短調 作品26

フルート:ジャン・ピエール・ランパル Jean-Pierre Rampal

ハンガリー田園幻想曲(Fantaisie Pastorale Hongroise )作品26は、フランツ・ドップラーが作曲したフルートと管弦楽のための作品。ドップラーの作品の中でもっとも有名な作品である。
ドップラーは自らもフルート奏者でもあり、作品はオペラやバレエなどかなりの数を残したが、フルートのための協奏曲やフルートのための小品も多く残している。今日ではフルートのための作品で知られているのみである。
「ハンガリー田園幻想曲」は作曲年と動機については不明であるが、恐らくドップラーがウィーンに移る前に、プタペスト歌劇場のフルート奏者を務めていた時期の作品といわれている。しかし、今日ではドップラーの代表作としてもっともよく演奏される。
構成は 3つの部分からなり、哀愁を帯びたゆるやかな旋律で始まり、次第にテンポを速め、フルートの魅力を縦横無尽に発揮しながら華麗に締めくくられる。ハンガリーの音楽とジプシー音楽のチャールダーシュに似た形式を採っている。また冒頭部は日本の馬子唄に似ている。
ニ短調、演奏時間は約10分

ハンガリー田園幻想曲 Wikipedia

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