ドビュッシー: 亜麻色の髪の乙女 La fille(乙女)aux cheveux(髪)de lin(亜麻色)

ヴァイオリン::髙木凜々子 Ririko Takagi
ピアノ:須関 裕子 Hiroko SUSEKI
2021年6月21日【無観客コンサート】より 町田市民フォーラム 3階ホール

この曲はドビュッシーが作曲した前奏曲集第1巻第8曲目のピアノの独奏の曲です。これは未発表の歌曲をドビュッシー自身がピアノ曲に編曲したものです。この未発表の歌曲はフランスの詩人ルコント・ド・リールの同名の詩「亜麻色の髪の乙女(La fille aux cheveux de lin)」をもとに作られました。

後期のドビュッシー作品としてたいへん有名な曲で「ダイハツ」や「ロッテ」のCMにも使われていましたので、聴かれた事がある方も多いのではないでしょうか!
ピアノの独奏曲ですが、デリケートでビロードのように柔らかく流れていく旋律は、様々な器楽曲やオーケストラ曲に編曲され多くの人に愛されています。
ヴァイオリンで演奏すると、ヴァイオリンの持つ柔らかい響きと、音と音が滑らかに繋げられるヴァイオリンの特性(スラーやレガート)がより一層旋律の美しさを際立たせます。
この曲の持つ柔らかくて美しい表現や感情が皆さまに届きますように、心を込めて演奏します

亜麻色の髪の乙女 ルコント・ド・リールの詩の一節。
クロード・ドビュッシーの前奏曲集第1集のうちの第8曲。曲名は上記の詩からとったものである。

ピアノのための前奏曲 第8曲 亜麻色の髪の乙女 - La fille aux cheveux de lin (英)The Girl with the Flaxen Hair
優しい旋律による叙情美溢れる曲。他の曲と趣が異なり、調性もはっきり変ト長調に定まった旋律的で短い小品である。これは元々が未発表の古い歌曲からの編曲であるとされる。ルコント・ド・リールの詩の一節から取られており、ド・リールの詩に歌曲を付ける試みはドビュッシー最初期の作品に見られる。

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