ドビュッシー: 『ベルガマスク組曲』より 月の光 Clair de Lune

ピアノ FAZIOLIアンジェラ・ヒューイット Angela Hewitt

『ベルガマスク組曲』(フランス語: Suite bergamasque)は、クロード・ドビュッシー作曲のピアノ独奏曲。 親しみやすい曲想で知られる。とりわけ第3曲「月の光」はドビュッシーの作品のなかでも最も有名であり、単独での演奏機会も多い。 1890年ごろに作曲されたが、1905年に改訂版が出版された。初期作品であり、和声法や旋律の感覚およびピアノの書法に、グリーグ、マスネ、フォーレなどの先人の影響がまだはっきり認められる。

第3曲 「月の光」 (Clair de Lune)
変ニ長調、Andante tres expressif、8分の9拍子。ほとんどピアニッシモで演奏される夜想曲で、優しく切ない曲想で有名。中間部の優雅な旋律は教会旋法の一種ミクソリディア旋法が採用されている。なお、1900年から1901年にかけて出版されたドビュッシーの「夜想曲」に掲載されたこの曲集の広告では、当初のタイトルは「感傷的な散歩道(Promenade sentimentale)」となっていたが、後にこのタイトルへ変えられた。

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