ブルックナー: 交響曲 第6番 第2楽章 Adagio

指揮: オイゲン・ヨッフム Eugen Jochum
バイエルン放送交響楽団 Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

アントン・ブルックナーの交響曲第6番イ長調は、1879年9月から1881年9月に作曲された。作曲者によれば、この曲は「大胆なスタイル」で書かれたとされる。ブルックナーの交響曲の特徴の一つとなっている全休止がなく、各楽章ともに連続した流れが意識されているようである。ブルックナー中期の傑作といえるが、力強く構築的な第5番、親しみやすい人気曲の第7番に挟まれたためか、演奏機会は比較的少ない。ブルックナーの家主だったアントン・エルツェルトに献呈されている。 。

第2楽章 Adagio.Sehr feierlich
ドイツ語で「きわめて荘重に」と指示されている。ヘ長調、三つの主題を持つソナタ形式。ブルックナーの緩徐楽章としてももっとも美しいもののひとつ。第1主題はオーボエによるエレジー。第2主題は弦楽による慰め。第3主題は葬送行進曲風で、沈痛な表情が印象深い。約15分。

交響曲第6番 (ブルックナー)

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