ブラームス:ドイツ・レクイエム "Ein Deutsches Requiem" 作品45

指揮:クラウディオ・アバド Claudio Abbado
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 Berliner Philharmoniker
スウェーデン放送合唱団 Swedish Radio Choir, エリック・エリクソン室内合唱団 Eric Ericson Chamber Choir,
バーバラ・ボニー Barbara Bonney (soprano) and ブリン・ターフェル Bryn Terfel (baritone)
the Musikverein in Vienna, 1997.

第1曲「幸いなるかな、悲しみを抱くものは」
第2曲「肉はみな、草のごとく」
第3曲「主よ、知らしめたまえ」
第4曲「いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ」
第5曲「汝らも今は憂いあり」
第6曲「われらここには、とこしえの地なくして」
第7曲「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」

ドイツ・レクイエム 作品45(Ein deutsches Requiem op.45)は、ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスが1868年に完成した、オーケストラと合唱、およびソプラノ・バリトンの独唱による宗教曲。 通常レクイエムはカトリック教会において死者の霊を慰めるための典礼音楽のことであり、ラテン語の祈祷文に従って作曲される。しかし、ブラームスはプロテスタントの信者であり、この曲ではマルティン・ルターが訳したドイツ語版の聖書などに基づいて、ブラームスが自分で選んだテキストを歌詞として使用しているほか、演奏会用として製作され、典礼音楽として使うことは考えられていないのが、大きな特徴として挙げられる。ブラームス自身も、「キリストの復活に関わる部分は注意深く除いた」と語っている。
この曲は1857年頃から書かれ始めた。この曲が構想されたきっかけは、1856年に自らを世に出してくれた恩人ローベルト・シューマンが死去したことにあったと言われている。1857-59年には早くも現在の第2楽章を完成させるが、そこからは進まなかった。しかし、1865年、ブラームスの母が死去し、これが彼に曲の製作を急がせることとなった。
ブラームスの作品としては珍しいほどポリフォニーが巧みに活かされた作品であり、彼の初期作品ピアノ協奏曲第1番の第3楽章にも見られるようなバロック音楽、特に大バッハの影響が顕著に見て取れる。

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