ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83

指揮: クラウディオ・アバド Claudio Abbado
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker
ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini
Konzerthalle/Concert hall: Musikverein Wien 1977

00:28 Allegro ma non troppo
17:31 Allegro appassionato
26:34 Andante
39:15 Allegretto grazioso

ヨハネス・ブラームスのピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83(ドイツ語表記:Konzert fur Klavier und Orchester Nr. 2 B-dur op. 83)は、初期の作品であるピアノ協奏曲第1番より、22年のブランクの後に書かれたピアノ協奏曲。交響曲第2番やヴァイオリン協奏曲と並ぶ、ブラームスの成熟期・全盛期の代表作であり、最も有名な作品のひとつでもある。
ラフマニノフの第3番と並ぶピアノ協奏曲の難曲として有名である。
情熱的な第2楽章の存在が異例である。なお、スケルツォ入りの協奏曲としては、アンリ・リトルフの5曲の「交響的協奏曲」、フランツ・リストのピアノ協奏曲第1番という先例がある。
スケルツォ楽章を備えた4楽章からなり、その性格から「ピアノ独奏を伴う交響曲」とも呼ばれるほどで、当時に書かれた協奏曲としては最も長い部類に入るものであった。
また第3楽章では、(ヴァイオリン協奏曲第2楽章のオーボエのように) 主題提示をピアノではなくチェロ独奏が行うことなども、通常のピアノ協奏曲とは異なる点である。

ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番

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