指揮:オトマール・スウィトナー Otmar Suitner
演奏:ベルリン国立歌劇場管弦楽団
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第2楽章 Andante sostenuto
ホ長調、複合三部形式、3/4拍子
緩徐楽章。
終末部ではホルンとオーボエ、そしてヴァイオリン(第一ヴァイオリンの首席奏者、すなわちコンサートマスターが弾くことが定石)のソロがある。オーボエは主部とトリオ、ヴァイオリンは後の主部でそれぞれ演奏され、最後は消え入るように終わる。ホ長調という本来ならば明朗で輝かしいはずの調性で書かれているにもかかわらず、いかにもブラームスらしい孤独の影を宿した渋くわびしい色調に楽章全体が支配されている。この楽章には「カールスルーエ初稿版」があり、ノイホルドの指揮による録音があり、かなり曲の道筋が違う。楽譜はヘンレ社の付録として見る事ができる。