ブラームス:交響曲第1番 第1楽章-2

指揮:オトマール・スウィトナー Otmar Suitner
演奏:ベルリン国立歌劇場管弦楽団

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オトマール・スウィトナー(Otmar Suitner, 1922年5月16日 - 2010年1月8日)はオーストリアの指揮者。スイトナーとも書く。
ドイツ系の父とイタリア系の母の間に、インスブルックに生まれる。指揮を地元の音楽大学でクレメンス・クラウスに師事。1941年からやはり地元インスブルックの歌劇場で副指揮者を務め、第二次世界大戦後はカイザースラウテルンの音楽総監督を皮切りに、初めは西ドイツ各地の歌劇場で活躍。1960年にドレスデン国立歌劇場(現・ザクセン州立歌劇場)の、1964年からはベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任した頃から東ドイツに活動の軸足を移し、この国の二大国立歌劇場でオペラとコンサートの両面で活躍する。ベルリンのポストを得た1964年から1967年にはバイロイト音楽祭に初出演し、「タンホイザー」、「さまよえるオランダ人」、「ニーベルングの指環」を指揮した。
奇をてらわず地味な感じもする演奏スタイルであるが、ひとたび聴いてスウィトナーの虜になった音楽ファンも数多いように、奥が深い指揮者だった。単に渋みを生かした「古きよきドイツのオーケストラの響き」を表現した演奏のみならず、ストラヴィンスキーの春の祭典のように曲によっては「熱演型」の指揮者に変貌することもあった。レパートリーも古典派・ロマン派から近代ものと幅広く、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスなどは定評のあったレパートリーであり、他にもヨハン・シュトラウス2世のワルツやポルカでも好演している。

音楽の森 指揮者:オトマール・スウィトナー

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