ブラームス:交響曲第1番 第1楽章-1

指揮:オトマール・スウィトナー Otmar Suitner
演奏:ベルリン国立歌劇場管弦楽団

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第1楽章 Un poco sostenuto - Allegro
ハ短調、序奏付きのソナタ形式、6/8拍子(9/8拍子)
ティンパニとコントラファゴット、コントラバスといった低音楽器のC音の強い連打にヴァイオリン、チェロの上向する半音階的な旋律と木管とホルン、ヴィオラの旋律が交錯する印象的な序奏で始まる。この序奏はアレグロの主部よりも後に作曲されて追加されたものである。主旋律に含まれる半音階進行は、楽章の至る所に姿を現す。

ヨハネス・ブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68(ドイツ語:Sinfonie Nr. 1 in c-Moll, op. 68)は、ブラームスが作曲した4つの交響曲のうちの最初の1曲である。ハンス・フォン・ビューローに「ベートーヴェンの交響曲第10番」とまで言わせたほどの完成度を示し、交響曲史上でも最も重要な作品のひとつとなっている。「暗から明へ」という聴衆に分かりやすい構成ゆえに、第2番以降の内省的な作品よりも演奏される機会は多く、最もよく演奏されるブラームスの交響曲となっている。

音楽の森 ブラームス:交響曲第1番

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