ブラームス:ドイツ・レクイエム "Ein Deutsches Requiem" 作品45

指揮:ジェフリー・トーマス Jeffrey Thomas
カリフォルニア大学デービス校 & 卒業生合唱団 UC Davis University and Alumni Choruses
カリフォルニア大学デービス校交響楽団 UC Davis Symphony Orchestra

 

 歌詞対訳
第1曲「幸いなるかな、悲しみを抱くものは」
第2曲「肉はみな、草のごとく」
第3曲「主よ、知らしめたまえ」
第4曲「いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ」
第5曲「汝らも今は憂いあり」
第6曲「われらここには、とこしえの地なくして」
第7曲「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」

ドイツ・レクイエム 作品45(Ein deutsches Requiem op.45)は、ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスが1868年に完成した、オーケストラと合唱、およびソプラノ・バリトンの独唱による宗教曲。 通常レクイエムはカトリック教会において死者の霊を慰めるための典礼音楽のことであり、ラテン語の祈祷文に従って作曲される。しかし、ブラームスはプロテスタントの信者であり、この曲ではマルティン・ルターが訳したドイツ語版の聖書などに基づいて、ブラームスが自分で選んだテキストを歌詞として使用しているほか、演奏会用として製作され、典礼音楽として使うことは考えられていないのが、大きな特徴として挙げられる。ブラームス自身も、「キリストの復活に関わる部分は注意深く除いた」と語っている。
この曲は1857年頃から書かれ始めた。この曲が構想されたきっかけは、1856年に自らを世に出してくれた恩人ローベルト・シューマンが死去したことにあったと言われている。1857-59年には早くも現在の第2楽章を完成させるが、そこからは進まなかった。しかし、1865年、ブラームスの母が死去し、これが彼に曲の製作を急がせることとなった。
ブラームスの作品としては珍しいほどポリフォニーが巧みに活かされた作品であり、彼の初期作品ピアノ協奏曲第1番の第3楽章にも見られるようなバロック音楽、特に大バッハの影響が顕著に見て取れる。

ドイツ・レクイエム フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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