ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102

ヴァイオリン: ヴィルデ・フラング Vilde Frang
チェロ:ニコラス・アルステット Nicolas Altstaedt
室内アーティスツ:CHAARTS - Chamber Artists
recorded September 25 - 2016 Muri Festsaal - Switzerland

ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調(ドイツ語: Das Doppelkonzert a-Moll fur Violine, Violoncello und Orchester) 作品102は、ヨハネス・ブラームスが1887年に作曲した、ヴァイオリンとチェロを独奏楽器とする二重協奏曲である。優れた独奏者でなければ演奏効果の上がらない難曲である。ブラームスの作曲した最後の管弦楽作品であり、その後ブラームスはピアノ曲や歌曲、室内楽曲の作曲に専念することになる。

演奏時間:約35分(各楽章、18分、8分、9分)ブラームスの協奏曲では最も短い。
曲の構成:全3楽章から構成される。

第1楽章 アレグロ (Allegro) イ短調、4分の4拍子、協奏風ソナタ形式。
管弦楽による力強い第1主題の短い断片で開始する。すぐチェロがカデンツァ風に登場し、ヴァイオリンも同様に演奏に加わった後、全合奏による主題提示部が開始し正式に2つの主題が提示される。その後は型通り独奏提示部が始まり、ソリが再び演奏を始める。展開部は少し長めで2つの部分にわけられる。再現部を経て結尾では曲は基調に変わり、第1主題で開始し、これを第2展開風に少し扱ってから、強くイ短調で曲を終える。
第2楽章 アンダンテ (Andante) ニ長調、4分の3拍子、複合3部形式。
伸びやかなホルンで開始し、管楽器がこだまのように受ける。弦楽の伴奏に乗って、独奏ヴァイオリンとチェロが主題を奏する。中間部では木管だけの原色的な純粋な色彩で始まる。再示部では交響曲第3番の第3楽章のように、中間部の主題も少し扱う。
第3楽章 ヴィヴァーチェ・ノン・トロッポ (Vivace non troppo) イ短調、4分の2拍子、ソナタ形式。
独奏チェロにより軽快に主題が提示される。ヴァイオリンがこれを繰り返した後、曲は若干テンポを落として短い経過的な部分を過ぎ、再度テンポを戻してクレッシェンドし、フォルティッシモに達すると管弦楽が勇壮に、先の主題を反復する[17]。副次主題は独奏群に主にゆだねられる。展開部は短く、すぐに再現部が来る。結尾はイ長調で力強く終える。
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