ビゼー:歌劇『カルメン』から アリア - ハバネラ Habanera (恋は野の鳥)

ソプラノ:マリア・カラス Maria Callas
Hamburg 1962

『ハバネラ』(Habanera)は、ジョルジュ・ビゼー(Georges Bizet)によるオペラ『カルメン』の中で歌われるアリア。
この歌は歌い始め‘L'amour est un oiseau rebelle’を日本語訳した『恋は野の鳥』の題名でも呼ばれる。半音階で下降するメロディーは、恋の気まぐれを歌った歌詞と調和する。第1幕でヒロインであるカルメンが歌い、これに合唱が加わる。前の曲の終わり(カルメンが登場するシーン)からそのまま繋がっているため、コンサート等で取り上げられる際には登場シーンから続けて演奏されることがある。歌詞はフランス語。

歌詞 和訳
恋は野の鳥 誰も手なずけられない、呼んでもまったく骨折り損で、ふさわしくない時にはやって来ない。脅してもすかしてもどうにもならない。
ある者はおしゃべりで、ある者は無口、 私は好きなのは無口の方。 彼は寡黙、だけど私は見た目が好き。
恋! 恋! 恋! 恋! 恋は放浪者の子ども、 規律なんて何のその。 あなたが私を好きじゃないなら、私が好きになる。 私があなたを好きになったら、せいぜい用心することね。 あなたが捕まえたと思った鳥は 翼を羽ばたかせ空へ飛び立った。。
じっと待ち続けても、恋に手は届かず、 期待もしなくなったとき、恋はそこにある! あなたの周りで、速く、速く、 来るかと思うと遠くへ行って、そして戻ってくる。。。 つかんだかと思えば、逃げてゆき、 自由になれたかと思えば、つかまれる。
恋! 恋! 恋! 恋! 恋は放浪者の子ども、 規律なんて何のその、 あなたが好きじゃないなら、私が好きになる。 私が好きになったら、用心することね。

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