ウェーバー:『舞踏への勧誘』変ニ長調 作品65

ピアノ: ウィリアム・ウェルボーン William Wellborn
San Francisco, CA October 27, 2013

『舞踏への勧誘』(ドイツ語:Aufforderung zum Tanz, フランス語:Invitation a la danse)変ニ長調 作品65は、カール・マリア・フォン・ウェーバーのピアノ曲のなかで最も有名な作品である。『舞踏への招待』などの訳もある。。

ロンド形式。
Moderato
導入部とされている。男性が女性を勧誘する場面。優しく低く響く低音部は男性、答えるような高音は女性である。左手で主和音のアルペジョと右手がそれに応える形で属調に終止する。二人は手を取り合って、舞踏の会場へと入っていく。

Allegro vivace
舞踏。非常に華やかでなおかつ音量も大きい。音階進行も多く優雅さにも配慮している。メドレー風で、同時代に作曲されたショパンの『華麗なる大円舞曲』と構成が類似している。最後はひとまず終結するが非常に華やかに終わるので、ここでよく拍手がおきるというハプニングがまれにある。演奏会では拍手するタイミングに注意が必要。楽しい時間は瞬く間に過ぎていく。最後に冒頭の導入部が別れを名残惜しむのように繰り返され、二人はおじぎして別れる。静かに舞踏の幕が閉じる。。

ウェーバー:舞踏への勧誘

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