シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品121

指揮: ユッカ=ペッカ・サラステ Jukka-Pekka Saraste
ケルンWDR交響楽団 WDR Sinfonieorchester - Kölner Philharmonie
独奏ヴァイオリン: フランク・ペーター・ツィンマーマン Frank Peter Zimmermann

ロベルト・シューマンの「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」(遺作)は、ロマン派のヴァイオリン協奏曲の一つ。

1853年9月下旬から10月初旬とわずか2週間程度で作曲された。ヨーゼフ・ヨアヒムの要請を受け、またシューマン自身もヨアヒムが弾くベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聞いて感銘を受け、このヴァイオリン協奏曲ニ短調を書いた。 日本初演は1938年12月14日、新交響楽団第198回定期公演にて。ウィリー・フライのヴァイオリン、ヨーゼフ・ローゼンシュトックの指揮による。
演奏時間 約32分。しかし第3楽章はシューマンの指定よりも速いテンポで演奏されることが多い。

Ⅰ In kraftigem nicht zu schnellem tempo(力強く、速過ぎないテンポで) ニ短調、2/2。複付点音符主体のフランス風序曲を思わせる第1主題が印象的な協奏風ソナタ形式。晩年にバッハを研究した跡が伺える。ヘ長調の第2主題の動機は全楽章に渡って用いられる。

Ⅱ Langsam(ゆっくりと) 変ロ長調、4/4。シューマンらしいシンコペーションで始まる、間奏曲的な短い曲。この主題はシューマン曰く「夢の中で天使が現れ、歌った」とされるもの(後にこの主題を使用してピアノ作品「天使の主題による変奏曲」(遺作)を残す)。切れ目なく第3楽章へと続く。

Ⅲ Lebhaft doch nicht schnell(生き生きと、しかし速くなく) ニ長調、3/4、ロンド形式。ポロネーズを思わせるリズミカルな曲調。

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