シューマン: 歌曲 「流浪の民」"Zigeunerleben" 作品29-3

conducting: Siqi WANG
chorus: The extended diploma choir of the Institute of Music, University of Pecs
The recording was made on the 26th of June, 2021,
at the graduation concert of the Institute of Music of the Faculty of Arts of the University of Pecs ペーチ大学,
in the Liszt Ferenc Concert Hall.

流浪の民(ドイツ語:Zigeunerleben)は、ドイツ・ロマン派の作曲家ロベルト・シューマンによって作曲された1840年の歌曲。『3つの詩』作品29の第3曲。本来はピアノ伴奏(トライアングルとタンブリンをアドリブで加える)の四重唱曲だが、合唱曲として演奏されることも多い。原題は「ロマの生活」もしくは「ロマの人生」の意味。

詩はエマヌエル・ガイベル(ドイツ語版、英語版)によって書かれたもので、ナイル川のほとりから、スペインを経て、ヨーロッパの町々をさすらうロマ(かつてはジプシーと呼ばれることが多かった。ドイツ語ではツィゴイナーとも)の生活の物悲しさを歌ったものである。「ジプシーがもともとエジプト民族である」という俗説がわからないと、歌詞の内容は理解が難しい。

日本語の訳詞は石倉小三郎による。名訳として有名で、原詩を超えるとも評されるが、原詩との乖離が大きいとの批判もある。

流浪の民(シューマン)

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