シューマン:連作歌曲「ミルテの花」 "Myrthen" 作品25-24 きみは花のようだ

バリトン: サミュエル・ハッセルホルン Samuel Hasselhorn
ピアノ: Renate Rohlfing
Steans Music Institute 2014.

「きみは花のようだ」 (Du bist wie eine Blume) は19世紀のドイツの詩人、ハインリッヒ・ハイネが書いたドイツ語の詩で、世界中の人々が原語または翻訳で親しんでいる彼の詩のひとつである。ロベルト・シューマンなどが歌にもしている。 「君は花の如く」、「君は花のよう」とも表記される。

この詩はハインリッヒ・ハイネが1827年に出版した『歌の本』( Buch der Lieder )に載っており、第4部『帰郷 Die Heimkehr』の47番目の詩である。
正確には無題であり、冒頭の一行を便宜上タイトルとしている(インキピット)。

Du bist wie eine Blume,
So hold und schon und rein;
Ich schau’ dich an, und Wehmuth
Schleicht mir in’s Herz hinein.

Mir ist, als ob ich die Hande
Auf’s Haupt dir legen sollt’,
Betend, das Gott dich erhalte
So rein und schon und hold.
きみは花のようだ、
本当にかわいくて、美しく、清らかで。
きみを見ると、悲しみが
私の心にしみこんでくる。

ぼくは両手を、
きみの頭に乗せて、
祈りたい、神さまがきみを守ってくださるように、
清らかで、美しく、かわいく。

歌曲の題材としても人気があり、ロベルト・シューマンの歌曲集『ミルテの花』(Myrthen、1840年)の中の作品25の中の第24曲目(作品25-24)などがある。彼がクララと結婚する前日に作曲されたという 。

きみは花のようだ(シューマン)

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