シューマン:歌曲「二人の擲弾兵」Die Beiden Grenadiere 作品49-1

バリトン: ハンス・ホッター Hans Hotter

  

『二人の擲弾兵』Die beiden Grenadiereは、ドイツの作曲家ロベルト・シューマンの歌曲。『リートとロマンス第2集』作品49の第1曲。ドイツ・ロマン派の詩人ハインリヒ・ハイネの詩による。

ナポレオン戦争直後、長らくロシアに囚われていた2人の擲弾兵が、ドイツを通って祖国フランスに向かおうとしている。その旅の途中に皇帝ナポレオン1世が囚われたという報を聞いた2人の対話が中心となっている。シューマンの歌曲の中ではドラマティックな構成を持ち、後半にはフランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」のメロディを使用している。
シューマンの内向的な音楽の性格からは大きく離れたものであるが、演奏効果は高く、演奏される機会は多い。ハイネの詩も特に優れたものとは言い難いが、昔からつとに歌われてきた名曲である。

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