シューマン: 歌曲 「流浪の民」"Zigeunerleben" 作品29-3

指揮:ゲルハルト・シュミット=ガーデン Gerhard Schmidt-Gaden
テルツ少年合唱団 Tölzer Knabenchor
Elternkonzert, 19. Juli 2015

流浪の民(ドイツ語:Zigeunerleben)は、ドイツ・ロマン派の作曲家ロベルト・シューマンによって作曲された1840年の歌曲。『3つの詩』作品29の第3曲。本来はピアノ伴奏(トライアングルとタンブリンをアドリブで加える)の四重唱曲だが、合唱曲として演奏されることも多い。原題は「ロマの生活」もしくは「ロマの人生」の意味。

詩はエマヌエル・ガイベル(ドイツ語版、英語版)によって書かれたもので、ナイル川のほとりから、スペインを経て、ヨーロッパの町々をさすらうロマ(かつてはジプシーと呼ばれることが多かった。ドイツ語ではツィゴイナーとも)の生活の物悲しさを歌ったものである。「ジプシーがもともとエジプト民族である」という俗説がわからないと、歌詞の内容は理解が難しい。

日本語の訳詞は石倉小三郎による。 名訳として有名で、原詩を超えるとも評されるが、原詩との乖離が大きいとの批判もある。

流浪の民(シューマン)

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