シューマン:幻想小曲集 "Fantasiestücke" イ短調 作品73

チェロ: ソル・ガベッタ Sol Gabetta
ピアノ: エレーヌ・グリモー Helene Grimaud

幻想小曲集(独:Fantasiestucke )作品73は、ロベルト・シューマンがクラリネットとピアノのために作曲した作品である。
チェロやヴァイオリンで演奏される場合もある。

比較的短い3つの小品から成り、それぞれ異なる性格を持つ。静かな情熱を秘めた第1曲、軽やかな第2曲、そして燃えるように情熱的な第3曲を演じ分けることは奏者にとってとても難しい。

以下の3曲から構成される。
Ⅰ Zart und mit Ausdruck 「静かに、感情を込めて」 静かでゆっくりとした主題が、3連符を奏でるピアノの上で揺られる。イ短調だが、たびたびヘ長調が顔を覗かせ、2つの調が複雑に絡み合う。

Ⅱ Lebhaft, leicht 「活発に、軽やかに」 1曲目と比べると軽やかで生き生きとしている。イ長調、中間部はヘ長調で、半音階のスケールがモチーフ。

Ⅲ Rasch und mit Feuer 「急速に、燃えるように」 指示の通り、炎のような勢いのある終曲。イ長調 - イ短調 - イ長調。勢いよく上昇するモチーフが度々現れ、たたみかけるように曲が進行していく。やがて過去のモチーフの全てが絡み合い、華やかなフィナーレへと向かっていく。

幻想小曲集作品73 (シューマン)

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