シューベルト:交響曲 第9番 ハ長調「ザ・グレート」

指揮: リッカルド・ムーティ Riccardo Muti
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 Wiener Philharmoniker

 

第1楽章 Andante. Allegro ma non troppo ハ長調、2/2拍子、序奏付きソナタ形式。
第2楽章 Andante con moto イ短調、2/4拍子、展開部を欠くソナタ形式
第3楽章 Scherzo. Allegro vivace ハ長調、複合三部形式、3/4拍子の大掛かりなスケルツォ。
第4楽章 Finale. Allegro vivace ハ長調、2/4拍子、自由なソナタ形式。

この「ザ・グレート」はイギリスの楽譜出版社によって付けられたものだが、本来は前述の通り「第6番に比較して大きい」といった程度の意味合いしか持たず、「偉大な」という意味は持たない。しかしながらそのスケールや楽想、規模は(本来意図したものではないにせよ、偉大と言うニュアンスでも)「ザ・グレート」の名に相応しく、現在ではこの曲の通称として定着している。
指示通りに演奏してもゆうに60分以上かかる大曲であり、シューマンは曲をジャン・パウルの小説にたとえ、「すばらしい長さ (天国的な長さ)」[1]と賞賛している。ベートーヴェンの大規模交響曲と力強さとを受け継ぎ、彼独自のロマン性を加えて完成された作品となっており、後のブルックナー、マーラー、20世紀のショスタコーヴィチなどの交響曲につながっている。

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