シューベルト:楽興の時 Moments Musicaux 作品94 D 780 第3番

ピアノ演奏: 大平 由美子 Yumiko Ohira

『楽興の時』(Moments Musicaux )D780は、フランツ・ペーター・シューベルトが作曲した6曲構成のピアノ曲集。1823年から1828年にかけて作曲された。日本では多くのCMで採用され、広く知られている。特に第3番ヘ短調が名高い。

第3番ヘ短調 アレグロ・モデラート、4分の2拍子。
6曲中最も知られている。シューベルトの存命中から愛好され「エール・リュス」(ロシア風歌曲)として有名であった。三部形式で左手の単調な伴奏を背景に右手が重厚な和音を歌う。NHKラジオ放送「音楽の泉」の主題曲としてもおなじみ。編曲次第では野卑な感じを与える。映画「カルメン故郷に帰る」でも用いられた。レオポルド・ゴドフスキーがこの曲をより複雑にした編曲を残している。また、常磐線いわき駅の発車メロディに採用されている。

シューベルト:楽興の時

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