シューベルト:4つの即興曲 Impromptus D.899 作品90-3 第3曲 

ピアノ演奏: アルフレッド・ブレンデル Alfred Brendel

 

4つの即興曲(Impromptus)作品90、D899は、フランツ・シューベルトが晩年、1827年頃に作曲したピアノ独奏曲。構成的な追求よりも自由な旋律美を優先させている。同時期に作曲された4つの即興曲 作品142、D935が一つのソナタに見たてられるのと異なり、それぞれが自由に彩りある個性を見せている。

第3曲 Andante変ト長調。
無言歌風の落ち着いた和声に、中声部の三連符アルペジョが装飾を施す構造。2分の2拍子を表す記号が2つ並べられているので、作者本人による「2分の4拍子」の指定とされている。出版時は出版業者の意向でト長調に移調されていた。

シューベルト:即興曲 作品90-3

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