シューベルト:4つの即興曲 Impromptus 作品90 D.899 第1曲

ピアノ演奏: 内田 光子 Mitsuko Uchida

 

4つの即興曲(Impromptus)作品90、D899は、フランツ・シューベルトが晩年、1827年頃に作曲したピアノ独奏曲。構成的な追求よりも自由な旋律美を優先させている。同時期に作曲された4つの即興曲 作品142、D935が一つのソナタに見たてられるのと異なり、それぞれが自由に彩りある個性を見せている。
おおむね三部形式であるが調性が不安定で、原調に解決ないまま終わっている作品が多い。

第1曲 Allegro moderato
ハ短調。冒頭に現れる主題による自由な変奏曲である。序奏はG音のオクターヴ。右手の単旋律のみの主題が寂しげな効果を出している。
すぐに変イ長調に移り、変イ短調を交えながら三連符に乗って雄大な歌がはじまる。転調が多くハ短調を確認できるのは調号のみである。コーダは同主調ハ長調。最弱音で静かに終わる。

音楽の森 シューベルト:即興曲

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