シューベルト:4つの即興曲 Impromptus 作品90 D.899 より 第4曲

ピアノ演奏: ロベルト・プロッセダ Roberto Prosseda
Live in Milano, Sala Verdi, Serate Musicali, Feb. 20, 2012.

4つの即興曲(Impromptus)作品90、D899は、フランツ・シューベルトが晩年、1827年頃に作曲したピアノ独奏曲。構成的な追求よりも自由な旋律美を優先させている。同時期に作曲された4つの即興曲 作品142、D935が一つのソナタに見たてられるのと異なり、それぞれが自由に彩りある個性を見せている。
おおむね三部形式であるが調性が不安定で、原調に解決ないまま終わっている作品が多い。

第4曲 Allegretto 変イ長調。
変イ短調のアルペジョが徐々に変イ長調に変化していく。演奏も比較的容易で親しまれている。左手のバリトンが美しい。中間部はエンハーモニックな下属調の嬰ハ短調で、暗い情熱が迸る。

音楽の森 シューベルト:4つの即興曲D899

inserted by FC2 system