シューベルト:歌曲「シルヴィアに」"An Silvia" 作品106-4 D.891

テノール: フリッツ・ヴンダーリヒ Fritz Wunderlich
ピアノ: フーベルト・ギーゼン Hubert Giesen
ザルツブルク音楽祭 Salburger Festspiele 1965

『シルヴィアに』(An Silvia)作品106-4、D.891は、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトによる歌曲。イングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ヴェローナの二紳士』の劇中歌の詩をエドゥアルト・フォン・バウエルンフェルトがドイツ語訳したものに作曲した。

シューベルト自身はただ単に『歌』(Gesang)と自筆譜に記しているが、通常は歌いだしの『シルヴィアって誰?』(Was ist Silvia?)か、あるいは『シルヴィアに』の題名で呼ばれる(なお、シルヴィアのスペリングはSilviaとSylviaの2通りが存在する)。

村娘のシルヴィアを讃える、明るく、屈託のない詩である。シューベルトは3節の有節歌曲とし、のどかな田園風の音楽をつけた。イ長調4/4拍子、ギターかマンドリンを模したような単純な伴奏に乗って、軽やかに、シルヴィアへの賛辞が歌われる。

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