シューベルト:歌曲「至福」"Seligkeit" D.433

ソプラノ: イルムガルト・ゼーフリート Irmgard Seefried
ピアノ: エリック・ヴェルバ Erik Werba

『至福』(Seligkeit )D.433は、ルートヴィヒ・ハインリヒ・クリストフ・ヘルティ(英語版、ドイツ語版)の詩により、オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトが1816年5月に作曲した歌曲。しばしば「幸福」とも訳される。

詩は三節からなり、第一節と第二節が、素晴らしいと神父から聞いた天国への限りない憧憬を歌い、第三節は「でも、たとえどんなに天国が素晴らしくても、恋人のラウラがほほ笑むここにいるのが一番幸せだ」と締めくくられる。
シューベルトはこれを完全な有節歌曲(Strophenlied)とし、ホ長調3/8拍子の、極めて明朗でかわいらしい曲を付けた。そのためか、この作品は様々な歌手たち、特に女声歌手たちによって、アンコール・ピースとして愛され、よく演奏される。

至福 (シューベルトの歌曲)

inserted by FC2 system