シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」 D.957 から 第1曲「愛の使い(たより)」"Liebesbotschaft"

コントラルト: ナタリー・シュトゥッツマン Nathalie Stutzmann
ピアノ: インゲル・ゼーデルグレン Inger Södergren
Recital Tokyo 2006

第1曲「愛の使い」(Liebesbotschaft)ト長調、4分の4拍子
旅をしている若者が、遠く離れた故郷にいる恋人に、「もうすぐ帰るから心配しないで」という一言を、流れる小川に託する、という愛の歌である。曲は小川の流れを模した16分音符の伴奏で始まり、美しいレガートで恋人への想いが歌われる。

『白鳥の歌』(Schwanengesang)D957/965aは、フランツ・シューベルトによる遺作の歌曲集である。3人の詩人による14の歌曲からなるが、自身が編んだ『美しき水車小屋の娘』、『冬の旅』とは異なり、『白鳥の歌』は彼の死後に出版社や友人たちがまとめたものであり、歌曲集としての連続性は持っていない。

シューベルト:白鳥の歌

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