シューベルト:歌曲「野ばら」 "Heidenröslein" D.257

ソプラノ:アーリーン・オジェー Arleen Auger

 

『野ばら』(Heidenroslein)D257は、フランツ・シューベルトの歌曲。『魔王』と並びシューベルトの初期の傑作。リート形式の見本というべき簡単な曲想に、ゲーテによる原詩のもつ繊細な世界が昇華されている。
ト長調。4分の2拍子。ピアノ伴奏は単純で、主和音を右手と左手とで交互に奏するだけ。歌手の主体的な歌声をピアノが損なわない配慮である。
主調楽節-属調楽節-属調平行調楽節-主調という簡単平易な小曲の中に、厳しい自然の中の可憐な花を歌い上げている。
原詩は“Sah ein Knab' ein Roslein stehn”で始まる有名な詩であり、この詩にはシューベルトの他、ハインリヒ・ウェルナー、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスを始め、多くの作曲家が曲を付けている。

シューベルト:野ばら

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